アナタが１００キロ歩いた方が良い理由。

先日、岡山１００キロ歩行に参加した日記的なブログを書きました。

今回は、これを見たアナタが１００キロ歩く必要がある、という事を書いていこうと思います。おはようございます。ケンイチローです。

◇アナタが１００キロ歩いた方が良い理由。

そもそも、まずは１００キロ歩行の成り立ちから説明しますね。

今回の岡山は４回目と歴史が浅い大会でして、歩行中に他の参加者に聞いた所、別府や萩、長崎、金沢、びわ湖等でも同じような大会が行われているそうです。次回は、旅行や美味しいものを食べる為に参加するというのも良いかなと思っています（参加する気かよ！！）

少しそれましたが、１００キロ歩行というのは、松下政経塾で行われている「１００キロ行軍」というのが元らしく（少なくとも岡山は）、「心と体の限界を超え、未知の領域を体感し、自らの可能性に挑戦すること」が大きな目的です。

実際、５０キロ辺り（約半日）が体の限界と言われており、７０キロ辺りで心の限界をむかえ、気力を振り絞り残りを歩くといった感じになります。当然鍛えている人は別だと思いますが。

「アナタが」とは書きましたが、個人的には経営者はやるべきだ。と感じました。

経営者って、何でも自分で決められます。なので、「我慢」という事をしない人が多い。例外を挙げれば下請けの会社社長であれば上の横暴にも耐え忍ばなければならない事もあるので、我慢・忍耐はある程度あると思います。逆にワンマン経営者みたいに直情的だったり瞬間湯沸かし器みたいな人には全く無縁ではないでしょうか？

あと、口の上手い奴ね。やっぱり口が上手いと自分の思った方向に話をもっていけるので、嫌な事を回避するようになる為、我慢というものとは遠い。ちなみに、こういった人達のいう我慢は「その人達なりの我慢」であって、世間一般のレベルとはかけ離れていたりします。

岡山の１００キロ完歩率が６０％程度で、ほとんどが５０キロ手前（今回は３５キロの上り坂の手前）でリタイアするのも、歩く痛みに耐えられない、我慢出来ないというのが大きな理由です。まぁ僕もギックリ腰の症状が出ていたらリタイアしていたので、完歩出来たからって偉そうに言える話でもないのですけどね。

足を前に出すと激痛が起きるのに、それでも足を前に出して進まなければゴール出来ない訳で、忍耐とか努力、意地、気合、信念、根性・・・・あれ、SiamShadeの栄喜の右腕だ（笑）と、まぁ本当にこういった意思を貫けないと完歩出来ない訳です。

前述の「我慢が出来ないタイプ」の人だと、こんな合理的でもなく、根性論でしかない大会に参加する意味すら見出せないと思います。ただ、経営者って一番前に出て、痛みに耐えたり我慢したりしなければならない立場なのに、その我慢が出来ないから会社が生き残らないんではないか？という、会社生存率（１０年で８社中１社しか生き残れない）の事まで考えながら歩いてました。

また、上記に当てはまる経営者を、今まで複数人見てきたけど、そういえば皆同じ結果になっている。最初は、リーダーらしく方向性を上手く語り、従業員は追随するのだけれど、結果的に「よく見もせずに直情的に怒る」「ワンマン」「我慢出来ないからすぐやめる、逃げる」という姿を見て、誰も社員がいなくなるという結果。知っている人全員が結果同じ状況になっていた。

強引に話を結び付けていますが、的は外れていないと思っていて、やはり経営者には努力、根性、気合が必要で、１００キロ歩くというのはその手段の１つとしてはとても有効に感じます。肉体的苦痛を乗り越えるイベントならどれでも可だと思いますけどね（笑）

経営者にスポットを当てましたが、社員だってやるべきです。こういった根性は働く上でも、生きていく上でも必要で、誘った途端に「無理」と即答するような人こそやった方が良い。だって、技術や経験が必要な事をやれと言われたら確かに無理だけど、やって出来ないわけではない事を即答で無理とか言ってるから成長が鈍いんですよ。

なので、いずれウチの社員達にも１００キロとは言わず５０キロ程度は歩かせたい、と歩きながら考えていました。特にチームで。各自が役割を果たし、肉体の限界を感じ、それを超えて達成する（ゴールする）ことの成功体験と仲間意識は、きっと本人の身になると確信しているから。

という訳で、社員向けになんか大会ないかなーって思っていたら・・・