今日は一人で事務所におります。会社自体はお盆と正月以外は無休な状態で動いているのですが、今日は休みが重なったのか誰もおらず。ひっそりと当社アイ・コーポレーションの11年目のスタートを切りました。周年イベントとかあまり好きではない僕は、昨日は摩天楼オペラのライブへ。

摩天楼オペラのメンバー(ま、知らないよね)

彼等は当社よりも少しだけ早く11年目を迎えています。応援してくれるファンがいるから成り立つ仕事ですね。どんな仕事にも言えると思うんですけどね。

◇友人に売るのは悪か?

SNSで売り込みをしていると「友達に売りつけるなんてひどい奴だ!」なんていう言葉を見かける事があります。まぁ、SNSに限らず保険屋さん(特に生命保険)は、身内からどうにか入ってもらう人が多かったりします。そもそもなんで知り合いに売ると悪い事のように言われるのか?そこに少し疑問を持ちました。

というのも、僕は友人にしかサービスを提供していない業態だからです。別に売り込みはしてないですけどね。でも、友人には売りつけている。何が悪いのだろうか?そんな所から考えてみました。

そもそも、大昔は物々交換が取引の基本でした。例えば自分が作った米と、相手が取って来た肉や魚と交換するのが普通でした。(当時を生きていないので多分ですけど)

つまり、知っている相手に自分の労働の成果物(上記で言う米)を与え、相手から物やサービス(上記でいう肉や魚)を受け取っていた時代が起源となります。これって知っている人としか取引していないと思うんですよね。

ここから、貨幣が生まれ、マーケティングの考え方が生まれ、テレビや雑誌が生まれたちょっと前の時代になると、相手の顔が見えない取引をするのが当たり前になってきます。特にテレビ、雑誌等メディアが出て来てからかもしれません。例えばスーパーで買い物したって、買った商品を作った相手なんか全く知らない人だし、具合が悪くなって行く病院の先生もやっぱり知らない人の方が多い。ネット通販になったら余計に分からない。誰が作ったのか、どのような経路で家に届くのか。

でも、SNSが当たり前の時代になり、個人がメディアの役割を果たすようになってきました。つまり、SNSで知った相手の僕の投稿がCMであり、交流の場になっています。それで相手の作っている、扱っている商品を買いたくなる。こういった事で、今までとは違う商流が巻き起こっているように感じます。僕のマーケティングの先生でもある藤村先生はこれを「つながりの経済」と言っています。つながりの経済は元々あった、しかしマスメディアの登場でつながりでの商売が希薄になり、SNSの台頭で息を吹き返した。そんなように感じます。

友達に売るのは悪い事ではない。むしろ知っている人とだけ商売する方が好循環が生まれるように思います。SNSもあるし、日本だけではなく世界の個人と繋がるチャンスはある訳です。(日本語しか話せないから厳しいけど笑)

もっと自分のやっている事を発信し、知り合い・友達を増やし、その中だけで仕事が出来たら仕事はもっと楽しくなるはずだし、もっと上手く回るように思います。今日は以上です。1/3でも伝われば幸いです。