本日は住宅ローンの話をします。以前「失敗しない物件選びのコツ。」というブログを書いたのですが、これを見た人からの問い合わせがチラホラありました。どちらかというと住宅ローンについての相談でしたけどね。という訳で、少しでも興味を持って見直してもらう為にブログを書きますね。

住宅を買う際、大体の人は住宅ローンを組みます。でも、人は興味の無い事はそのままにしておく習性があるので、毎月払ってるローン額、金利に無関心な人が多かったりします。「毎月払ってるし、別にいちいち見なくて良いでしょ?」的な感じですね。基本的にそれで良いと思いますが、年に1~2回金融機関から「住宅ローンの返済予定表」が届いた時にだけは気にして見て欲しいです。

こんなやつです。

ちなみに、こちらは今回の相談者の方の返済予定表。十数年前にローンの借り換えを変動金利で行ったから、そのまま何もしていなかったそうです。「変動金利」というのはその時代の長期プライムレートに合わせて金利が変わるという物です。現在は「マイナス金利」と呼ばれている時代ですので、それに合わせて金利も安くなっている物だと思っていたらしいです。

しかし、金融機関というのはそんな真っ当な仕事はしません。金利が高くなれば当然変動金利は上げますが、金利が安くなっても大きく金利を下げる事がありません。「そんなバカな!」と思うかもしれませんが、添付の写真が物語っています。去年の年末時点で年2.175%というボッタクリ金利。ちなみに、大手銀行の現在の変動金利は0.5%以下です。単純に借り換えを行えば年30万以上支払い額が減る計算です。知らなければ金融機関に言われるがままにあと12年間、毎年30万多く払っていた事でしょう。(360万も得した事になるのでご飯奢ってもらわなければなりませんね笑)

まぁ簡単に書いてますが、借り換えなんてポンポン行えるものではありません。新しく住宅ローンを組むと色々な手数料が掛かります。金融機関によって様々ですが、100万近く掛かる印象です。なので、実際は5年に一度見直す程度でチェックしておけば十分です。という訳で今回の相談者に対しては、とりあえず他の金融機関に借り換え相談を行って、借り換え承認が下りたら今の金融機関に交渉するのが一番かなと思います。「他行に相談に行ったら0.5%にしてくれるって言うけど下げてくれないの?」って。上手くいけば同じとは言わないですけど結構な金利を下げてくれるかもしれません。そうすれば借り換え時に掛かる手数料(ローン事務手数料、保証会社手数料等)が掛からずに金利だけ下げる事が出来るかもしれません。まぁこれはケースバイケースですので、住宅ローンアドバイザーに相談すると良いかと思います。※ちなみに住宅ローンアドバイザーは成功報酬で動くのでその費用も含めて検討してみてください。本日は以上です。1/3でも伝われば幸いです。