ふと頭の中に湧いてきたので、今日は起業する際に失敗しやすい考え方を書こうと思います。こんなんでも起業して11年やれてますので、間違ってはいないように感じますが、参考程度に読んでみてください。

◇起業に失敗しやすい人

人はどういう時に、どういう「よし、起業しよう!」と思うか?というと、圧倒的に「こんなに売上を上げているのに給料が安い!これだったら自分でやった方がマシだ!」という不満が多いと思います。美容室、不動産屋、整骨院や給料以上を稼ぐ営業マン等は独立しやすい最たる例だと思います。

では、自分が稼ぐ以上の売上を上げている人が起業すると何故上手くいかないのか?というと、自分の事しか考えてないからと言えます。どういう事かと言うと、確かにその人の売上はその人が貰う給料以上かもしれませんが、会社というのはそれ以上にお金が掛かります。事務所の家賃、営業経費、サポートしてくれる事務方のスタッフの給料。これらを全く考えず、「わりに合わない」と考える人がかなり多いように思います。自分はこれだけ売り上げたという点しか見えず、その経済活動にいくら掛かっているのかという点を全く気付かない。経営者にワンマンや自己中が多いのはそういう点もあるんじゃないでしょうか。

まぁこれに関しては起業以外でも、例えば事務方でも「自分はこれだけやってるのにこれしか貰えない」という給料への考え方も同じです。

さて、なんでそんな話をしているかというと、当社の売上はほとんど僕が貰ってきた仕事で成り立っているわけですが、僕が社員を食わせてる訳ではないっていう事から。確かに仕事のネタは僕が貰ってきます。今日も不動産の案件で結構な売上がありました。でも、その影で事務員が代わりに別の事をやってくれて僕が仕事がしやすい環境を作ってくれている訳です。そうじゃなければ別の仕事に終われ、その案件に注力出来ず、ダメになっていたかもしれないって話です。

あ。家計を支える旦那さんも言っているかもしれませんよね。「誰のお陰で飯が食えると思ってんだ!俺が働いてるからだぞ!」的な(笑)

やるべき事を分担しているって事に気付かない、自分の力だけでやれている等勘違いしてしまうと会社も潰してしまうかもしれませんし、離婚に至るかもしれません。みんな役割を分担している訳ですので、理解と感謝をする事が大事です。あ、でも成果と報酬が著しく乖離しているようであれば適正化されるように指導すべきですよ。見合わない人も結構いたりするので。本日は以上です。1/3でも伝われば幸いです。