以前、消費税増税に向けて家を買うタイミングはいつがいいか?という消費税増税にポイントを当てて持ち家の購入タイミングのブログを書きました。短期的にこういったイベントがあると増税前後で買う事のメリットデメリットが出てきますが、そもそもの大前提として家を買おうと少しでも思ったならば今すぐ買った方が良いという内容の話をします。いや、書きます。

イマドキのマンションはステージングがされているのが一般的

最近、マンションや戸建ての購入ニーズが僕の周りでは高まっているようで、色々と相談があります。その中に「オリンピックが終わったら価格が下がるらしいからその辺りで買った方が良いのでしょうか?」という質問が良くされます。確かに、今は物件価格が少し高いするし、オリンピックが終わった頃ならば景気が低迷する予想がされているので3年後の物件の価格は安いと言えます。洋服のバーゲンみたいに、同じ商品が〇〇%オフになる訳ですのでどうせなら安く買いたいという心理が働くのでしょうけど・・・不動産を購入するタイミングを待つというのはなかなか愚かな行為だったりします。

例えば。今都内で5000万くらいのマンション(2LDK程度)があるとします。上記の考えだと3年後には4500万くらいで買えそうだからそれまで待つか!という事になります。一見、賢そうな買い方には見えますが、こういう人はとても大事な事が見えていないのです。

都内で5000万程度の2LDKに住む予定という事は、単純に毎月の支払いが20万程度です。となれば現在も20万程度の家賃を払って住んでいる事が容易に推測されます。(1K7万の部屋に住んでいる人が20万の支払いを検討する事は皆無だと思うので)3年後に4500万円の家に住むまでの間20万×36ヶ月=720万の家賃を払い、4500万の家を買う事になります。どう思いますか?お得でしょうか?ついでに言うと、住宅ローンの開始が3年遅くなる訳なので、支払いが終わるのが3年後になります。僕は40歳ですので35年後は75歳です。払っている自信がありません(笑)つまり、住宅ローンは出来るだけ早く払い始めて完済しておくという事も考える必要がある訳です。

金額を都会に設定してしまいましたが、僕の田舎なら戸建は1500~2000万程度で土地付きで普通の家は建ちます。で、田舎は大した金額変動は起きないので3年後でもやっぱり1500~2000万。何を買うのを躊躇って待っているのでしょうか。

そう考えると、家を買おうと思ったのであれば早い事に越した事はないという結論に辿り着きます。勿論、バブル期は買って損をした人は沢山いますが、今はあり得ない程の低金利時代です。物件が安くなったら金利は多少上がると推測出来るので結局お得にはならないと言えます。安くなるのを待つ、買えるタイミングを待つという行為は機会損失をしていると言えます。その辺も考えて3年後まで待って安く買うか、今買うかを考えましょう。本日は以上です。1/3でも伝われば幸いです。