水曜日です。不動産屋のほとんどは水曜休みなので僕も休もうと思ったら仕事があったので出社しています。で、別の不動産屋に電話したら営業してました。

あ。そういえば、今は繁忙期(引越しシーズン)だから休まずやっているお店が多いんだった。

という訳で、やる事をやったら夕方まで暇になったのでブログを書きます。

こんにちは。ケンイチローです。

◇時代の変化に対応出来ていますか?

はい。また挑戦的な題名です(笑)

実際どうでしょうか?5年10年で色々な物が様変わりしたように思います。

10年前はスマホも無かったですし、5年前でもまだ持っている人は少なかった。

僕も10年でこんな変化(太った)がありました(笑)

不動産賃貸の業界でも色んな変化があるなぁと思った事がありました。

僕が大学に入った1997年の頃は、ネットも普及しておらず、家を借りるとなれば空室情報が載っている雑誌を買うか、不動産屋に直接行って紹介を受けるというのが一般的でした。

しかも、どの物件も大体敷金2ヵ月礼金2ヵ月が普通。(東日本の場合)

退去の時は敷金なんて返って来ないのも普通でした。

その頃は、物件の総数が少なく、繁忙期に部屋を借りようと思っても「退去予定」の物件ばかりで、物件の外観だけ見て部屋の中を見ずに物件を決める、なんて事も少なくなかった時代です。

今となっては、空き部屋が全国で500万戸あると言われており(賃貸住宅総数は約2500万戸)、それでも新築は乱立し、近いうちには1000万戸を超えて来るんじゃないか?と思うほどです。

そういった背景もあり、現在では敷金礼金がゼロだったり、家賃○ヶ月フリーレント(無料で住める期間)を設定したりと、自分の物件を何とか入居してもらおうとアレコレ施策を講じている大家さんも多くなりました。

敷金礼金ゼロゼロの物件は、入居時の契約金が安い為引っ越ししやすい為、入居者の質が悪くなりやすいというデメリットがあり、そういった事が騒がれていた時代もありました。(入居者の質が悪い=外国籍、水商売、家賃がちゃんと払えるか不安な低所得者等の事で、夜間の騒音やゴミの放置等住環境の低下を招きやすいと考えられていました。)

しかし、国交省のガイドラインなんかが出来て、退去時の原状回復費用の家主負担が多くなり、入居者から敷金を預かってもあまり意味がなくなりつつある為、今後はもっと増えてくる気がします。20年前からそうだったらよかったのになぁ(笑)

そして最近、インターネットの普及やSNSの台頭で、また時代が変わりつつあります。

「ジモティー」や「ウチコミ」という大家さんが直接物件情報を載せて募集が出来るサイトが出てきました。

ひと昔前で言うと、楽天やアマゾンみたいなもので、中間の問屋さんを排除したような商売の仕方と言えます。

不動産屋からしたら脅威ですよね。仕事なくなりますし。

まぁ、実際は大家さんが直接募集して、契約は物件を管理をしている不動産屋が行うという形態が多いみたいですけどね。

最近、全部空室の物件を預かったのですが、ここの大家さんがこれらのサイトを駆使している方で、募集半月でほぼ満室になりそうな勢いです。当社も通常募集していますが、一件も決まらないうちに満室になりそうです。

もはや、満室経営請負人の称号はその大家さんに譲渡せねばなりません(笑)

まぁ、その大家さんは、敷金礼金ゼロ、火災保険や保証会社の保証料といった諸費用を全てその大家さん負担で、入居者は実質家賃のみで入居出来るという破格な条件で募集しているので当然といえば当然なんですけどね。

という訳で、全部空室の部屋にドンドン申し込みが入るので僕は今とっても忙しい状態なんです(´Д`)(笑)

ちなみに、そんな破格の条件な物件にどんな人が申し込みをしてくるのかというと・・・

・・・おっと、個人情報になりそうだから止めておきます(笑)

ザックリ言えば、普通に物件の審査に掛けたら落ちるだろうな・・・思える内容の方が大半です(笑)

日本はここまで貧困層が出来たのか・・・と感じる様な。

上記サイトが悪い訳ではなく、そういう人達が増えたっていう時代の流れです。

それに当てはまった商売を考えた上記サイトが成功者とも言えます。

敷金礼金ゼロゼロの物件が出てきた時のように、批判的な事をいう人は多いと思いますが、批判ばかりでそれに合わせた行動が出来ていないと、淘汰されるのは自分だよって事を思いました。

人は変化を嫌う傾向にあります。

でも変化を受け入れて、行動を変えていかないと取り残されて潰れるよ!という所で今日は以上です。

1/3でも伝われば幸いです。

ありがとうございました。