先日とあるブログを読みました。書いたのは栃木で工務店を経営しているチョーさんこと長さん。そのブログはこちら(大手だからといって安心とは限らない大規模リフォーム工事…

歳をとればとるほど大手のブランドを信じやすい。あとは、田舎であればあるほど信じやすい気質がある。今ではどうか分からないですが、東北では携帯は大半がドコモユーザーだったりしました。つまり、大手は安心安全だという誤った認識がある事を否めません。

○井だから安心、○友だから安心、ダイ○ハウスだから安心……なんて事はないのです。家電量販店のリフォーム、ホームセンターのリフォーム、リフォームの○カヤマも同じです。というのも、これらの会社は「自社で施工していない」から。全て下請けの工務店、建築業者に仕事を卸しています。しかもなかなかのマージンを取っています。

まぁ、広告宣伝や集客、契約行為等は元請けがやる訳で分業されているとも言えますね。営業は元請け、工事は下請けという感じで。

しかし、ハウスメーカーもリフォームもどこも大差がありません。いわゆる「コモディティ化」というもの。別にキッチンや風呂をTOTOにしようがLIXILにしようがHousetecにしようが利用する側にはあまり関係が無い。勿論好みはありますけどね。その為、安売り競争が始まる。

安売りの煽りを受けるのはいつも下請けです。営業会社である元請けは決まったマージンを取る訳なので、例えば今まで100万円で売っていたものを90万で売っても、元請けは大した痛手ではなく、しわ寄せは下請けに来るわけです。下請けも色々構造があって、多い時には5次請け6次請けという場合も出て来ます。そこまで落ちると、もはや会社の利益など無く、作業員の日当が出るかどうか……というレベル。むしろ出てないけど仕事が無いよりマシという感覚で仕方なしに請ける会社も出て来る訳です。

その為、「どこで手を抜くか?」という考えが生まれます。例えば工事で出た廃材は産業廃棄物としてお金を掛けて捨てなければなりませんが、不法投棄したりとか。聞いた話で驚いたのは、新築の家で廃材を壁の中に詰め込んでいたというもの。壁紙が貼られている見えなくなっているので当然気が付かない。なので横行してるみたいです。どことは言えないですけど。

先のチョーさんのブログだってそうです。プロが見るから分かっただけで素人が見たって違いが分からない。でも大手の仕事だから大丈夫!……なんて過信してしまう。

ただ、手抜きをされても気付かなかったり何も起きなかったりする事も多いので表面に出てないだけって事もありますけどね。

何が言いたいかって言うと、こういう物は知ってる人に頼んだ方が良いという事と、極端に安売りしている会社や値引き対応する会社では買わない方が良いって事です。知り合いがいないなら、僕が紹介しますよ。だって、こんな事を書いてる僕が手抜き業者なんか紹介しないし、不具合があっても当然責任取るし。多分……(笑)

ブランドというのは信頼の積み重ねですけど、最近の大手は胡座をかいているように見えますからね。ちゃんと見る目を養いたいものです。本日は以上です。1/3でも伝われば幸いです。