GWも終わり、通常業務に戻った方が多数だと思います。僕もその一人。体がガタガタしているのに旅行をしていたもので投稿が遅くなりましたが、一部の人に感動をお届けできたと言われているらしい、5/3-5/4に行われた岡山100キロ歩行の感想をTwitter投稿と共にお届けしたいと思います。
という訳でこんばんは。ケンイチローです。
◇限界を超える方法。
僕は、この「地獄」と称されるイベントを面白いと勘違いをして、Facebookにて投稿し、一緒に歩いてくれる人まで募集してしまった訳です。簡単に経緯を説明すればこんな感じ。
参加してくれたのは、昨年末に参加したエクスマ塾の同期であるエウロパこと周藤縁さん。お仕事は占いを活用した婚活コンサルタント・・・いわゆるスーパー仲人さん。僕もいい加減お願いしようか迷います。
スタート時の集合写真。僕(左)エウロパ(中)あっちゃん(右)
そのエウロパの誘いで妹のあっちゃん(本名と違うのにエウロパがそう呼んでいる)と3人で歩く事になりました。
今思えば、チームで歩けた事が何より良かったと思います。一人で歩いている方も多数いらっしゃいましたが、個人的にはチームでなければ完歩は無理だったように感じます。
では、Twitter投稿から当日の動きを振り返りたいと思います。
岡山100キロ歩行のスタート地点です。
1000人超の参加者がいるようです。
みんな物好きだなぁ(笑)
これからスタートです。
頑張りまーす。 pic.twitter.com/S0DsJT2RU5— 高橋健一朗と言えば満室経営請負人ですよ! (@k_takahashi333) May 3, 2017
個人の参加者が800名、3人1チームで1人でも脱落したらアウトのチーム50組程度(体感で)親子ペアで約44キロを歩くのが2-30組程度(体感で)でということで1000名超えのスタート地点。スタート後も2時間程度は渋滞していて、のんびり歩いていた印象があります。このうち、最後まで完歩出来るのが大体60%。さて、どうなる事やら。。。
12キロの休憩地点に到着しました!
ここから杖を使えます。
ただ‥もうあちこち痛くなって来ているので、ロキソニンを飲みました!
さて、がんばりまーす!#岡山100キロ pic.twitter.com/laUcFAbzsX— 高橋健一朗と言えば満室経営請負人ですよ! (@k_takahashi333) May 3, 2017
この時点で痛かったのは足裏。足のマメ防止の為に、5本指でしかも滑り止めの付いた高い靴下を購入したのですが、その滑り止めが足に要らない刺激を与えており、これが後々の地獄の引き金となる訳です。練習で履いていなかった為、そのようなデメリットがある事に気が付けなかったのも準備不足だったなと後悔でした。
21.2キロ地点です。
第1コンビニ発見しました!
繰り返します。
第1コンビニ発見しました!
これからお昼を食べます。#岡山100キロ pic.twitter.com/JckYUi6oLH— 高橋健一朗と言えば満室経営請負人ですよ! (@k_takahashi333) May 3, 2017
こんなに歩かないとコンビニがないのかーーーー!という思いが詰まったツイートです(笑)
20キロも歩くと、食欲が結構失せるのですが、この後の事を考えてオニギリを2個を食べました。本当は納豆巻きが食べたかった所ですが、参加者の多くがこのコンビニを利用している為、あまり人気の無い商品しか残っておらず、仕方なく食べた感じ。
・・・・その700m先にセブンイレブンがあったのに。
33.7キロ地点に着いて、ようやく1/3通過しました!
長ーーーーーーーーっ!!
町はのどかです。
ちなみにノーヘルのバイクの若者がいました。#岡山100キロ pic.twitter.com/kHbwOSOOLP— 高橋健一朗と言えば満室経営請負人ですよ! (@k_takahashi333) May 3, 2017
このツイートだけは忘れないようにしてました(笑)
ちょうど投稿中に、バイクのノーヘルの若者がいて、あっちゃんが「ヘルメットしなくていいの??」って声を掛けたら「うっせーババア!」との返事。
・・・もうちょっと気の利いた返事があったら写真付きでツイートするのに(笑)
ちなみに、このあと、39キロにチェックポイントがあり、ここで結構な人数がリタイヤしていました。まぁ僕も知らなかったのですが、ここから上り坂&下り坂だったので。ずっと平坦な道で100キロだと思っていた僕には衝撃の事実でした。。。
炊き出しはTKG!
歩行中、1度だけFacebook投稿しようと考えていて、ネタ的に「ここだ!」と思ったのが44キロ地点のこちら。歩行者をねぎらう炊き出しが出たのですが、まさかの卵かけご飯。。。
運営スタッフの中に養鶏場か何かの社長さんがいて、その協賛だったそうです。疲れていることもあり、よく染み込む一杯でした。ただ、足りなかったので200m先のコンビニでオニギリ買っちゃったよね。
50キロ越えた所でチェックポインツでした。練習でも歩いていない距離になるのでここからは未知の世界です。。。#岡山100キロ pic.twitter.com/cCDlusBfSB
— 高橋健一朗と言えば満室経営請負人ですよ! (@k_takahashi333) May 3, 2017
エウロパもあっちゃんも練習では50キロがMAXだそうで、この頃には各自足にマメ破れや外反母趾が痛いとか不調を訴えておりました。僕も色々痛くなってきていて、地獄の入り口には入っていました。
60キロのチェックポインツに到着しました。
ここでも、我々の労をねぎらう炊き出しが振る舞われるとの事で期待してきた所……豚汁とバナナ。。。
なんだろう……涙が出てきた(´Д`)(笑)#岡山100キロ pic.twitter.com/nSteC8Cq2N
— 高橋健一朗と言えば満室経営請負人ですよ! (@k_takahashi333) May 3, 2017
50~60キロはほぼ登り坂でした。60キロ地点で無駄に30分程度くつろいでしまって、のちに実は急がなければならない事を知ったのは、70キロ辺りでの事でした。でも、各自両足の裏に水ぶくれが出来て、それが痛みに変わっており、動く度に痛いので休憩を終わりにするのがなかなか出来ない。体力の限界が迫っていたのだと思います。
現在76キロチェックポインツ。
70キロからが地獄と言われていますが、僕は50キロから地獄だわー!
長ーーーーーーー!!
地獄長ーーーーーーー!!(´Д`)
ここでの炊き出しはうどんらしいのですが、食べていると次のチェックポインツが厳しい感じなのでもう出ます。
地獄キツい(笑)— 高橋健一朗と言えば満室経営請負人ですよ! (@k_takahashi333) May 3, 2017
70キロ過ぎた時に、僕の足の水ぶくれに限界が来て、近くのコンビニで一旦休憩、水ぶくれの処理(テーピングぐるぐる巻き)に時間が掛かってしまいました。
ただ、コンビニでたむろしていたヤンキー達の会話が何を言っているか分からなさ過ぎて面白くなっていた・・・のが原因ではありません(笑)
もう歩くのが嫌になっていたのかもしれません。
このチェックポイントでは、金賞をとったぶっかけうどんが振舞われていたのですが、この先のタイムトラブルを考慮するとギリギリになってしまう為、写真も撮らずに状況だけツイート。内容とは裏腹に精魂尽きそうになっていました。
その後ゴールまでは、眠さと疲労と足の痛みから投稿している余裕がなかったのですが、アップダウンを繰り返して休憩もほぼ取らず、各自自分と戦っていた感じ。
そうそう。86キロ辺りでコンビニでトイレを借りたのですが、生まれてきて初めてコーラみたいな色の小便が出ました。。。デトックスでそんな色になったのか、痛み止めのロキソニンを飲み過ぎたせいかは不明です。ちなみに、その後のトイレは普通の色。
そのトイレで、横入りされた上にしばらく出てこないというタイムトラブルに見舞われ、エウロパ達とだいぶ離れてしまったのですが、最後の気力を振り絞って速度をあげ、見事追いついたというドラマもありました。合流した途端にペースダウンしたのは言うまでもない(笑)
途中死にそうで発信出来ませんでしたが、今ゴールしました!
寝ます!(笑)#岡山100キロ pic.twitter.com/4sN3Nf1TFU— 高橋健一朗と言えば満室経営請負人ですよ! (@k_takahashi333) May 4, 2017
最後5キロはFacebookでライブ配信する事を思い付き、何を話すか考えるだけで精一杯でした(笑)一応、一発撮りだし、初めてのライブ配信だし。そんな事を考えていないと足を前には出せない程しんどかったのだけは覚えています。
ゴールは、やっぱり報われた感じがありました。涙も出そうになったし。痛いのが分かっていても足を出し、前に進めたのも、エウロパとあっちゃんというチームがいたからだと思います。誘ってしまった手前、一緒にゴールしたかったですしね。あとは、棄権して陰口を叩かれたくないという意地(笑)そこから考えられる自分の限界を超える方法とは・・・
気合いと根性です。
最後に、100キロ歩く為のコツをいくつかご紹介したいと思います。
◇ジョギングシューズじゃなくて、ウォーキングシューズを買う。
水ぶくれの原因は靴底の熱と、摩擦です。摩擦は5本指の靴下で軽減、靴底の熱はウォーキングシューズは熱を逃がす設計になっているみたいです。少し高いです。結局金です。でも、多分それでも水ぶくれは発生します。でも今回の僕のようにはならないかなと思います。
◇自分の歩く速度が分かる物を用意する。
GARMIN等で自分がどんなペースで歩いているかを確認しながら進めると計画的に休めます。僕らは、エウロパがGARMIN係、僕が地図でチェックポイントを確認しつつ、ペース配分や目標を立てる係(あと投稿も)、あっちゃんが盛り上げ役という感じで動けました。ちなみに、僕のスマホの万歩計は90キロしか歩いた事になっていない為、正確なもの計れませんでした。
◇出来ると信じる。ポジティブに捉える。
100キロ歩行のパンフレット等にもありましたが、「完歩出来るかなぁ?」ではなく「完歩出来る!」という意識が大事。マイナスな考えは足を止める要素なので排除しなければ足が前に出なくなります。目標達成に向けたプロセスと一緒です。人間の体力で歩ける限界を超えている訳ですから、考え方が何より大事という事になります。
そういえば、エウロパが凄いと思った事がありました。
僕らは、結構歩くスピードが速く、沢山の人を追い抜いては休憩で休み、また追い抜くという事を繰り返していたのですが、追い越す度にエウロパは「こんにちは~」「こんばんは~」と声を掛けるんです。知らない人にも声を掛け、自分がしんどいはずなのにも関わらず声を掛ける。見習うべき所ではありますが、そんな気力はさすがになかったです(笑)
という訳で、結局のところは根性論、という所で終わろうと思ったのですが、一応、オチっぽいお話を一つ。
40キロ過ぎた頃だったでしょうか。自分の右ケツと左ケツがこすれてヒリヒリしてきたんです。最初はこすれないように、手でケツの肉を外側に持ち上げて回避したりしていたのですが、杖をついていないと足が痛くて・・と、どちらかを選択すればどちらかが痛いという状態。最終的に思い付いたのが、
トランクスをまくってTバックみたいにして両ケツの間に入れてしまう事(笑)これで肌がこすれなくなって痛みがなくなりました。
もし、ケツがヒリヒリする時は使ってみて下さい。
本日は以上です。
1/3でも伝われば幸いです。
ありがとうございました。