このブログは、

・自宅を所有している
・都内(主に都心部)に自宅を所有している
・5年(出来れば10年以上)保有している

この条件に合う人以外は全く役に立ちませんのでご了承ください。

さて、最近「FIRE」という言葉をよく見かけます。

Financial Independence
Retire
Early

の略です。FIREは経済的独立と早期退職を目標とするライフスタイルを啓蒙するムーブメントの事です。僕が40歳くらいでリタイアしたい…なんて言ってたのはFIREの走りだったかもしれません。

…リタイア出来ていませんが笑
 
そんな自分の話はさておき、前述の条件に合致する人ならばプチFIRE出来るプランを思い付き、実行してみたので事例として紹介します。(実際の数字とは変えてます。)
 
今回は都内在住50代のAさん。15年程前に約1億円のマンションを購入して住んでいました。住宅ローンを組んでいまして、残債が7000万ほど。こんな状況の方。
 
都心の不動産は大方の予想を裏切り、価格がずっと微増しています。(大方の予想はオリンピック1年前に急落するという話しでした)
 
その為、「10年以上前に買った値段より相場が高い」というのが現状です。
 
そこでAさんに「この不動産を売って投資に回そう!」という提案をしました。
Aさんの状況的に、お子さん達は進学等で自宅から出ているという事もあり、広い家も必要なければ、その土地に思い入れがある訳でも無かったそうで快諾。
 
早速、所有のマンションを売りに出すと問い合わせが殺到し、なんと1.7億もの値段で売却する事が出来ました。ローン残債を返済しても1億のお金が残ります。税金等諸々差し引いても7000万は手元に残る計算です。当面の経費で2000万円を寄せても5000万の元手がある訳です。
 
これを原資に投資を行い、リターンで家賃を賄おう。というのが提案したプラン。手堅い投資案件を選べば年7%程度は問題なく作れます。そうすると年350万。家を売るだけで月30万程度の家に住む事が出来るという訳です。毎月住宅ローンに充てていたお金が浮くのでこれらのお金を更に投資に回せばかなり早い段階でリタイアが可能になります。

ちなみに、提案はまだ続きがあります。物件の値段がドンドン上がってはいますが、人口は減っているのにマンションは次々と建設されている状況、全国の空き家問題を考えれば1.7億で売れたこの物件もやがて値段を下げてきます。例えば10年後にそうなった時、また買う事も出来るし、田舎に引っ越す事も、リゾート地に住む事も出来る。つまり、選択肢が格段に増える訳です。

という訳で、ザックリですが上記の条件に合う人ならば検討する価値はかなりあります。例えば先日池袋で4100万で売られていたマンションは10年前3000万で取引されていました。事例とは金額差はありますが、まとまったお金を作って投資に回せるという点では同じです。
 
僕は基本的に自宅は所有派ですが、各々のケースによってはこのようなプランが合う人も少なく無い訳です。投資方法についてはまた別の機会に。

本日は以上です。1/3でも伝われば幸いです。