大学生の就職活動が解禁となったニュースを見ました。今は売り手市場と言えるので、多くの学生が自分が望む業界に入りやすい。そんな市場である為、昔と違って辞退する学生も多いらしいです。そこで、親権者の確認書類を取り付ける会社が半数を越えたそうです。まぁ、有名大学の生徒が優秀な社会人になるのかどうかは疑問がありますが、自分のやりたい(と思える)道に進めるのは良い事だと思います。終身雇用も崩壊しているので転職しやすいし。でも、売り手だもしても必ずしも望んだ会社に入れる訳でもない。売り手とはいえ、選ばれなければ会社には入れません。今日は自分の就活経験を書こうかなと思います。こんにちは。ケンイチローです。
僕が就職したのは確か2001年、平成13年の時です。当時は就職氷河期と言われていて、その後ネットカフェ難民なんてテレビで取り上げられていた人が同じ世代だったので、就職戦争から早々に抜け出せた事はありがたかったのかもしれません。ちなみに、僕は一部上場の専門商社に400倍の倍率で入社しました。えぇ自慢です。同期は今では年収1000万は越えてますし、サラリーマンとしてはかなり良い会社だったと思います。半年で辞めましたけどね(笑)
問題はそこじゃなくて、400人という多数の中から選ばれる為には?というのが今日の話題です。大学4年の時も、大学側からそんな内容で話してくれないか?と依頼されました。
まず、最初に伝えておきたいのは、僕に就職活動の熱意は無かった事。皆も就活やってるし、僕もやるか……というレベルでした。そんなんだから、誰でも入れるという噂だった、消費者金融系や先物取引系は結構内定を頂きました。逆に名のある大手は筆記試験でアウト。まぁ5教科は得意な方では無かったので別に仕方ない。持ってる物でしか勝負出来ませんからね。なので、一次試験突破のアドバイスは「勉強しろ!」しか言えません。ちなみに、僕が入った会社は何とか突破出来ましたが、後で聞いたら点数は一次試験合格者の中では最低だったらしいです。
2次試験は集団面接でした。役員だか部長クラスが5人くらいいて、面接される方も5人。ちなみに、この会社の会社概要も、仕事内容も面接を受けるまで知りませんでした。なので、「当社の業界についてどういう業界か分かりますか?」という質問に対し、他の学生達はまともに答える中、僕は「知りません。内定を頂くかどうか分からないので、頂いてから覚えれば良いと思います!」となかなか挑戦的な事を言った記憶があります。
それでも2次試験をパスしたのは、一次試験の時に挨拶をした仙台支店の支店長があまりにも偉そうだったから。僕は志望動機を聞かれた時に「この不景気な時代にこんなにも偉そうに会社の将来を語れる支店長が凄い。そんなこの会社は間違いないし、そういう支店長の下で頑張りたい」そんな事を言いました。就活マニュアルにはあまり載ってないような事だったと思います。はい。支店採用だったので支店長リスペクトです。要は「誰に向けての発信か?」という事がとっても大事です。
3次試験、最終面接は、結構適当でした。営業職でしたので、将来の夢の問いには「5年でベンツのSクラスが欲しい=それだけ稼げるように頑張りますアピール」と答えたり、最後の「何か質問は?」には「初年度は頑張ればどのくらいの給料が貰えますか?=そこを目指して稼ぐ為に頑張りますアピール」等、貰える給料に執着してみたり。要は金の為なら何でもやるアピールをした訳です。まぁそんな学生いませんよね。それが良かったのだと思います。
という事を考えたら、SNSも同じだなぁって思いました。「誰に向けた発信か?」「何をどのように伝えたいのか?」という点で。大勢から選ばれるには、選ぶキーマンが喜ぶ内容でアピールする事。これが就活のコツです。というか他にも色々と使える考え方ですね。本日は以上です。1/3でもつたわれば幸いです。