子供に「勉強しろ!」って言っても、その効果の程はほとんどない、というのが研究の結果で分かっているそうです。

特に父親が男の子に、母親が女の子にいう場合は逆効果にもなりやすいとの事。

父親の行動で最も効果があるのが、「隣で見ている事」で、母親の行動で最も効果があるのは「子供と勉強する時間を決める事」なんですって。今日、セミナーで聞いた話はそんな感じです。こんばんは。ケンイチローです。

その他、経済とインセンティブの関係性から、子供の勉強に対してインセンティブを与えるのが良いとか、長期的な目標にインセンティブを与えるより短期的な行動にインセンティブを与える方が良いとかそんな話も出てました。

例えば、「今度のテストで90点取れたら2000円のお小遣いをあげる」よりも、「今日の宿題をやったら100円」といった目先の利益を設定する方が効果が高いという実験データがあるそうです。

つまり、これは仕事の業務にも同じ事が言えて、ただ「やれ!」と命令したところで効果はないと言えます。非効率であり、無駄なストレスを溜めるだけになってしまう。

また、「1件契約を取ってきたら10000円」というようなインセンティブの設定ではなく、「今日100件飛び込み営業したら1000円」みたいな方が効果が高いという事になります。

成果の上がらない部下がいたら、行動意欲の沸くインセンティブの設定に組み換えてみるのも1つの手ですね。勿論、金銭の支給だけがインセンティブではないので、相手のモチベーションの上がる「何か」であればいいと思います。

まぁ、なんでそんな話になったか?というと、よく部下の事を「アイツは使えねー」とか馬鹿丸出しな事を言っている人が多いから。使えないのは使えていない自分に原因がある、という事の理解が出来ると、いかに上手く動かせば良いのか?という事を考えるようになると思います。

人を動かすのも、ラジコンを動かすのも、子供のやる気を起こさせるのも、相手の問題じゃなくて自分の問題なんだなぁ……という事を考えた土曜日のセミナーでした。書いたのは月曜日ですけどね(笑)

本日は以上です。1/3でも伝われば幸いです。