先日、任意売却取引主任者の講習を受けて「なるほど!」と思った事がありました。任意売却についてはコチラのブログから(住宅ローンの支払いがキツくなったら。)

受講風景

任意売却にも色々な方法があるのですが、その一つが「親子間売買」です。文字通り、親から子供へ物件の売買譲渡を行う事を言います。何故それが良い手段になるのかは別の機会に書くとして、話を聞いていて「これは使える!」って思った訳です。親の所有不動産であれば、相続で受け継ぐ事が出来るのに、「売買した方が絶対に良い人」というのがいます。

◇親子間売買すべき人

親戚でこんな人がいます。

父親(65歳)

母親(62歳)

子(25歳)

この夫婦は、平成3年の辺りでマンションを購入しました。平成元年~5年の頃は、バブルもあって物件の値段がメチャクチャ高かったんです。今、その土地で同じクラスのマンションを新築で買おうとしたら3000万程度で買えますが、当時は5500万程度が購入したとの事。ローン残債は1500万あり、支払いもあと11年残っています。

父親が払っていけるのか?という疑問よりも衝撃なのがローン金利。なんと当時の金利3.75%のままで借りていました。ちなみに、今は1%以下で借りられます。ならば他の銀行へ住宅ローンの借り換えをすべき所なのですが、父親が高齢の為、新しいローンを組む事も出来ずただただ払い続けていました。

多分、この状況に当てはまる人ってゴマンといると思うんですよね。こういった人が是非やるべきなのが親子間売買です。売買をするという事は、不動産取得税といった税金が購入者である子に発生してしまうのですが、それを払っても大きく凌ぐほどのメリットがあるんです。それが金利です。

もし、このまま今の契約のまま1500万を払っていったら、ローンの総支払額は1800万を超えますが、子供が所有者となって、新たな住宅ローンを組めば、今の金利は1%以下なので、無効10年での総支払額は1550万で済む訳です。10年で250万の差はなかなか大きいですよね?

どうせ、親が亡くなった場合でも相続税が発生してお金を払わなければならない事を考えれば、今すぐ売買をして不動産取得税を払うのも同じ事です。毎月の支払い額で2万も変わってきますので、是非とも検討して欲しいですね。

ただ、親子間売買に住宅ローンを出してくれる銀行が基本的にありません。「じゃあ出来ないじゃないか!」という話になってしまうところなんですが、親子間売買でも住宅ローンを組んでくれる銀行が任意売却取引協会の紹介であるんですよ。そこそこ名前の通ったあの銀行が。なので、上記のような状況になっていて打つ手が無いと思っている方は、是非ともご相談ください。

という訳で、またまた営業のブログになってしまいました(笑)

まぁ、銀行に高い住宅ローンを払いたいって人ならそのままで構いませんが、少しでも減らしたいのであれば迷う事なく決断される事をオススメします。本日は以上です。1/3でも伝われば幸いです。