「餅は餅屋」ということわざ、ほとんどの方は知っていると思いますが「何事においても、それぞれの専門家にまかせるのが一番良いということのたとえ。また、上手とは言え素人では専門家にかなわない」という事を意味しています。今日はそんな話を書きます。

先日、不動産のセミナーを開催しました。

セミナーの概要をまとめますと、「当社に管理を変えましょう!」って事で管理を変えるメリットを述べた売り込みの内容でした(笑)

そんなセミナーにお金を出して参加して頂いた訳ですが、参加者の全員が管理を変える方向で現在調整中です。お金を取って、売り込みの内容で、その上商品を買ってくれるなんてよっぽど良い内容だったんでしょうね(笑)

賃貸管理は、大家さんが自分で全てを行う「自主管理」というのが一定のシェアを占めます。自分でやると、管理報酬を払わなくて済むし、不動産屋にマージンを抜かれる事も無いし、手残り資金が増やす事が出来る、という事でそんな書籍も出ていたりするので増えたのかなと感じます。まぁ書いてある事も主張も間違いではないのですが「不動産投資家」という観点から考えると正しくはないかなと思う訳です。

お金の稼ぎ方というのは3種類しかありません。1.自分の時間を使って稼ぐ(例:サラリーマンとして働く、脱サラしてお店を持つ)2.人を使って稼ぐ(例:人を雇って働いてもらう)3.お金を使って稼ぐ(例:株やFX等の投資)です。不動産投資は、この観点から言うと、3のお金を使って稼ぐ方法になります。少額の頭金を使い銀行から大きなお金を借りるという、いわゆるレバレッジを効かせてアパートやマンションを購入し運営します。必要なのは事業をやる覚悟と責任だけです。お金でお金を生む仕組みをするのに自分が首を突っ込んでアレコレやってしまっては3の意味が薄れるというのが1点です。

もう1点は、不動産管理というのはとても儲からない仕事です。不動産管理会社の平均給与は不動産関連の仕事の中でも低く、仕事内容もゴリゴリの営業・・・ではなく、お役所仕事的な部分があります。1棟アパートの管理を頂いても大した売上は上がらず、それを多数いただく事で仕事になっている訳です。そう考えると、自分の物件1棟の為に自分の時間を使って対応する事の不経済が見えてくる訳です。

プロではない方が、時給換算したら結構高いであろう自分の時間を使い、わずかなお金が浮いたと喜ぶのも良いですが、お金がお金を生む事業を進める覚悟をして不動産投資をしたならば管理は管理のプロに任せて、空いている時間にもっと勉強して情報を仕入れたりする方がさらなるステップを踏めます。

勿論、最初は自分で色々やって経験するのも大事ですけどね。でも、アウトソーシングしていって自分がやるべき事のみを邁進する事の方がです。この辺は経営と同じなので2の考え方にもなりますね。

そんな訳で、ご自身で自主管理をしている方、今の管理会社に不満がある方は、僕の友人に頼んで僕を紹介してもらって下さい!!(笑)

本日は以上です。知らない人からの案件は請けないという事が1/3でも伝われば幸いです。