こんな事をわざわざネットで調べる人もいないと思うので、後世には確実に残らないブログになる事は間違いないと思っているのですが、知らない人も沢山いらっしゃると思ったのと、今日なかなか無い出来事に遭遇したのでブログにまとめてみる事にしました。こんばんは。ケンイチローです。

ちなみに、なかなか無い・・・というか初めて起こった出来事というのがコチラ。

そもそも僕が説明が下手なのと、140文字では語れなかったので、意味が分からない方も多かったと思います。とりあえず、本件はさておき、退去の流れを簡単に説明したいと思います。

引っ越しする必要が出て、新しい物件を決めると、今度は今まで住んでいた物件に退去の届けを出さねばなりません。届け出は、管理会社かもしくは大家さんに連絡をする事になります。通常は電話で連絡をしますが、管理会社によっては言った言わないの話になるので、用紙に署名してもらってそれを郵送する方法を取ります。ちなみに、当社は紙で頂きます。

解約をする場合「解約予告」というものがあります。一般的には3種類あり、

・キッチリ1ヶ月後

・連絡の翌月末

・キッチリ2ヶ月後

というのが一般的で、これ以外・・・例えば3ヶ月以上と契約書に書かれている場合は、消費者保護の観点から無効となる確率が非常に高いです。まぁ見た事ないですけどね。ちなみに、事務所やテナントの契約だと解約予告が3ヶ月とか6ヶ月といった契約が一般的です。

キッチリ1ヶ月後」というのは、例えば2/28に解約届を提出したら、3/27まで家賃が発生するという事になります。そして、この日の前までに荷物を片付け、電気ガス水道なども解約の手続きをして、部屋を空にして退去立会を行い、傷や汚れの確認をする訳です。次の物件の契約や引っ越し業者とのやり取りもありますので、スケジュールはなかなか大変です。そういえば、最近は運送業の人件費問題で、引っ越し業者難民になる方が多いと聞きました。友達に頼むというのも一つの手かもしれません。

さて、話を戻します。前述の解約届を出した人が何故問題なのか?と言いますと、2/28にわざわざ特定記録郵便で解約届と部屋の鍵を郵送し、転居の連絡先も書かれていない、携帯は解約していて繋がらないという状態。通常であれば、3/27までの家賃が発生するし、半年以内の解約だったので短期解約の違約金が発生したり、退去時のクリーニング費用も払わずに音信不通となった訳です。室内を確認したらカーペットや洗剤の類は置きっぱなし。つまり夜逃げという事になります。まぁ昼に逃げたかもしれないですけど。まぁ、残置物が残っていたり、解約届の電話番号以外全て印刷物(送ってきた封筒も全て印刷物)だった為、もしかしたら何かしらの事件に巻き込まれた線も拭えませんが・・・・まぁ夜逃げで間違いないと思います。

低所得者向けのアパート(駅からも遠く坂道でキツイ、狭いワンルーム)なので、どうしても入居者の質(主に職業や年収で判断されます)が悪くなりがちになります。この手の物件を満室経営をするには、受け入れなければならない層の入居者になるのですが、受け入れたら受け入れたで色々うるさかったりする訳です。でもって、最終的にはこんな感じでいなくなる。50歳のいい歳したオッサンがやる訳です。

こういった負担を大家さんが被るのか?というと、そうでもありません。イマドキの賃貸契約では必ず「保証会社」が付いてきますので、これら本来「入居者が払わなければならない費用」は保証会社が立替えしてくれて、入居者を追いかけて回収する訳です。そして、そうやって逃げた場合保証会社の横の繋がりのブラックリストに載り、「家が借りられない人」になっちゃう訳です。お金は借りられなくても何とか生活出来ますが、家が借りられなくなったら・・・・段ボールでしょうか??そうならない為にも家賃はちゃんと払うとか、退去費用はちゃんと払うといった当たり前の事はしなければなりません。人として。本日は以上です。1/3でも伝われば幸いです。