賃貸市場は2-4月辺りが繁忙期と言われます。大学進学や新社会人、転勤等がこの時期に重なる為です。例年は「引越難民」なんて言って引越業者が手配出来ない人が溢れかえる時期です。しかし、今年はコロナがあったお陰で例年より動きが悪かったように感じます。まぁ自粛ムードでしたので当然ですね。大学も休校でしたし、会社もテレワークに移行してましたし。

その代わり、忙しさが落ち着いてくる5月以降も人が動いている印象でした。6-7月は例年通り落ち着いた感じでしたが、ここ1-2週間(7月中〜下旬)での申込がなかなか好調です。こんな時期に動いているのか??と思うくらい。

例年だと今は閑散期です。家を探す理由もあまり無いですしね。コロナも第二波が…とか言われていますが何故か申込が好調です。考えられる理由が、

・大学が動き出した

授業を再開した大学もチラホラ出てきた為、やはり一人暮らしをする学生が動いた。

・テレワーク

自宅では仕事が捗らないサラリーマンがネットカフェやカラオケ屋ではやはり高くつく為、単身者用の狭小フリーwifi付アパートを借りるようになった。

そんな理由からか、それに適した物件に集中的に申込が入っている印象です。ただ、仲介業者からの案件じゃなくてほとんどが家主と直接コンタクトの取れるサイト(ウチコミ、ジモティー等)からが多いです。となると…

・家主と入居者が直接やり取り出来るなら不動産仲介業者は不要になるかもしれない。
・直接やり取りする手間をしない大家は厳しくなるかもしれない。
・大家がそれをやらなくても、代わりにやってくれる人がいれば足りる…かもしれない。

という事が考えられます。
ネットの普及で個人が繋がりやすくなったお陰で中間業者がだいぶ淘汰されました。消費者にとっては安く買えるようになってメリットがあるように思いますが、お金の巡りが悪くなりましたので結局は給料や消費が少なくなってしまった。。。脱線しました笑

さて、個人が繋がりやすくなったという事は家主と入居者も繋がりやすくなった訳です。なのでそういうサイトも増えてきたと考えられます。自然の流れですが、IT化とコロナ禍で時代も変わりつつあります。いや、既に変わってしまっていて、それに併せて人がシフトしてるのかもしれません。

任せている管理会社は、変化に対応出来ているでしょうか?入居者の決まりが悪くなったのは今まで通りの募集しかしてないからではないでしょうか?最近はそういう事で管理の切替を希望される大家さんも増えました。

「今までの勝ちパターン」を知っている為、変えられない人は多くいます。芯を曲げないのも大事ですが、頑なにソレを固持していくのも問題です。我々は常に色々考えて、積極的に動くしかない…って事ですかね?立ち止まってはいられない。立ち止まって思考停止していると時代に流されてしまいます。流されるのと流れに乗るでは大きく違います。時代をよく見据えて流れに乗りたいですね。本日は以上です。1/3でも伝われば幸いです。ありがとうございました。