コロナ禍の影響で不動産を手放す人が増えているそうです。理由はいたってシンプルで「住宅ローンを払えないから」です。住宅ローンが払えなくなる人のほとんどが競売等で追い出されるようにマイホームを手放す事になります。その手前で普通売買や任意売却出来ればもっと債務を少なく出来たのに…なんて人も今後も沢山出てくる事でしょう。まぁ今回のテーマと異なりますのでその話はこの辺で。

さて、「買って失敗する不動産」と聞かれれば、僕は(1、身の丈に合わない金額の物件を買う(2、買い物の気分で買う…こんな人達は失敗しやすいと考えます。

まず、身の丈に合わないというのはお分かりかと思いますが、自分の収入に対して無理のある返済額の物件を買う事です。結構陥りやすいのですが、マイホームを買おうとするとついつい希望が増えていって気が付いたら予算をだいぶオーバーしているパターンです。毎月ギリギリ返済となっても、将来給料が上がる前提で奮発してしまう人達が結構多い。確かに貰える給料が増えるかもしれないけど、増えない場合もあるし、色々な出費が出てくるかもしれないし、コロナで仕事が無くなってもしかしたら会社を辞めているかもしれない。そういうトラブルの時に、支払額に無理があるとすぐ物件を手放す事になってしまいます。しかも足元を見られて割安で。なので、物件を買う時は無理の無い返済額で抑える事が大事です。

続いて2ですが、マイホームを「人生最大の買い物」という考えを持つと失敗しやすい…という事です。1とも近いですね。自分の所有物になるのだから拘りたいし、良い物を買いたいと思うのですが、不動産はそもそも金融商品です。単純な買い物と違って上がる事もあるし、下がる事もある。その時その時で価値が変わります。つまり、5年後10年後も価値があるかどうか…という事も考えて買うべきという事です。その辺は前回のブログに書いている通りです。5年以上住むなら賃貸するよりお得感があるので。

もちろん、一生住むつもりで買う訳ですから拘って買うべきなんですけど、一生予定通りに進むという事はなかなか難しいです。なので、無理の無い範囲で先々の事を考えて買うべきで、そうすればそんなに失敗する事は無いです。所有物だと思って無理をして買うから失敗する訳です。

なんでもそうですけど、無理は良くないって事ですね。本日は以上です。1/3でも伝われば幸いです。